デジタルPRでSaaSサイトのバックリンクとトラフィックを獲得する方法
寄稿者
SaaS Hackers
Digital PR (Public Relations) is an online marketing strategy that involves using digital channels and platforms to build brand awareness, manage a brand's reputation, and foster positive relationships with the target audience and key influencers.
さらに詳しく知りたい方には、Prowlyによる広報アウトリーチの役立つガイドがあります。日常的にこの業務に携わるPRの専門家のコメントも掲載されています。
こうしたキャンペーンの運用を専門とするDigital PRのエージェンシーやコンサルタントもいます。Digital PRはPRとSEOの中間にあたる施策で、被リンクの獲得を通じて検索エンジンでも効果が現れます。
リンクビルディングの文脈では、Digital PRは権威あるWebサイトやオンラインメディアから質の高い被リンクを獲得し、サイトの検索順位と全体的な認知度を高めることに重点を置きます。
以下は、エージェンシーが一般的に行うDigital PRのプロセスです。時間と人脈があれば、自社で行うことも可能です。
ステップ1. リサーチと計画
最初のステップは、リサーチと計画です。何を達成したいのか、キャンペーンのターゲットは誰なのかを明確にします。自社のブランドやターゲットに合い、関心を持たれそうな関連トピックを考えましょう。競合他社が近い分野で行っている施策を確認するのも有効です。
- キャンペーンの目標を定める:被リンク獲得、ブランドの認知度向上、ソートリーダーシップなど、Digital PRキャンペーンの目的を明確にします。
- ターゲットを特定する: リーチしたいターゲットを定めます。これが媒体やプラットフォームの選定に影響します。
- 競合分析: 競合のDigital PRの取り組みを調べ、市場における機会や空白領域を見つけます。
- 関連トピックを選ぶ: 自社ブランドやターゲットの関心に合った、トレンドで関連性の高いトピックを見つけます。
B2B SaaS企業がプレスリリースやニュース性のあるコンテンツを掲載する場として、TechCrunchなどのメディアがよく選ばれています。

ステップ2. コンテンツの企画と制作
ここが最も難しい部分でしょう。アイデアを考え、実際のコンテンツを作るステップです。コンテンツさえあれば、残りはかなり簡単ですが、コンテンツの質こそが他のすべてを楽にします。質が高いほど、掲載先となるサイトへの提案や売り込みがしやすくなります。
リンクされやすいコンテンツの作り方
他のサイトがリンクしたくなるような、質が高く、データに基づいた魅力的なコンテンツを作成します。たとえば、インフォグラフィック、調査レポート、事例紹介、専門家によるガイドなどです。他のDigital PRキャンペーンで制作・活用されたコンテンツの例を以下に紹介します。
独自の調査とデータを活用する
独自の調査やアンケートを実施して、オリジナルのデータを作成します。データに基づくコンテンツは共有されやすく、自社ブランドを信頼できる情報源として確立できます。
目を引くビジュアルを使う
インフォグラフィック、画像、動画など、目を引くビジュアルを取り入れて、コンテンツの魅力を高めます。ビジュアルコンテンツは共有されやすく、より多くの被リンクを獲得できます。
引き込まれるストーリーを語る
読者を惹きつけ、最後まで読んでもらえるような物語性のある構成にします。うまく語られたストーリーは、共有やリンクされる可能性を高めます。
独自性があり価値のある情報を提供する
ターゲットにとって新しく価値のある内容を盛り込みます。独自の調査、データに基づく知見、専門家による分析、実践的なヒントやアドバイスなどが考えられます。
ステップ3:メディアリストとアウトリーチ計画の作成
メディアリストの作成とは、自社のコンテンツに関心を持ちそうな、あるいは情報を広めてくれそうなジャーナリスト、ブロガー、インフルエンサーなどのメディア関係者を洗い出し、網羅的にまとめることです。メディアリストの作り方を、使えるツールとあわせて順を追って紹介します。

1. ターゲットとニッチを特定する: ターゲットと、注力したい業界やニッチを定義します。ターゲットを理解することで、最も関連性の高いメディアや担当者を見つけやすくなります。
2. 関連する媒体やWebサイトを調べる: 自社のコンテンツや業界に関連するトピックを扱うオンライン媒体、ブログ、ニュースサイト、Webサイトを探します。検索エンジン、業界別のディレクトリ、ソーシャルメディアを使って、候補となるメディアを見つけます。
3. ジャーナリストやメディア担当者を探す: 特定した媒体のサイトにアクセスし、自社のコンテンツに関連するトピックを継続的に扱っている執筆者を探します。メールアドレスやソーシャルメディアのプロフィールなど、連絡先を確認します。
4. メディアデータベースとアウトリーチツールを使う: メディアリストの作成と管理に役立つツールはいくつもあります。代表的なものは次のとおりです。
- Cision:担当分野や専門領域からジャーナリストやインフルエンサーを探せる、総合的なメディアデータベースです。
- Meltwater:メディアモニタリング、インフルエンサーの発掘、メディア担当者のデータベースを提供しています。
- HARO (Help a Reporter Out):ジャーナリストと専門家の情報源をつなぐプラットフォームです。情報源として登録し、自分の専門分野に関するジャーナリストからの問い合わせに回答できます。
- BuzzStream:ジャーナリストやブロガーの連絡先を探し、アウトリーチを管理し、進捗を追跡できるツールです。
- NinjaOutreach:主にインフルエンサー向けのアウトリーチツールですが、キーワードやトピックからジャーナリストやメディア担当者を探すこともできます。
5. ソーシャルメディアとLinkedInを確認する: Twitter、LinkedIn、その他のソーシャルメディアは、ジャーナリストやインフルエンサーを探してつながるための貴重な手段です。多くのジャーナリストが、記事の共有や読者との交流にTwitterを使っています。
6. アウトリーチをパーソナライズする: メディア担当者に連絡する際は、メールやメッセージをパーソナライズしましょう。過去の仕事に触れ、担当分野への関心を示し、自社のコンテンツがその読者にとってなぜ関連性があるのかを説明します。
7. リストを最新の状態に保つ: メディア担当者は、時間の経過とともに役割が変わったり、別の媒体に移ったり、連絡先を変更したりします。リストを定期的に更新・管理し、正確性と有効性を保ちましょう。
Digital PRでは、ジャーナリストやメディア担当者との関係づくりが欠かせません。相手の時間を尊重し、価値あるコンテンツを提供し、一斉スパム送信は避けましょう。的を絞ってきちんと管理されたメディアリストは、メディアへのアウトリーチやリンクビルディングを成功させる可能性を高めます。
ステップ4:メディアとインフルエンサーへのアウトリーチ
このステップは、おそらく最も重要で、最も骨の折れる作業です。メディアリストが完成したら、次はリストの相手に、戦略的かつ個別に連絡を取ります。効果的にアウトリーチを行うためのポイントを紹介します。
1. メッセージをパーソナライズする: 一斉メールや汎用的なテンプレートは避けましょう。受け手の担当分野、過去の仕事、関心に合わせて、メッセージを一通ずつ調整します。きちんと下調べをし、相手の仕事に本当に関心があることを示します。
2. 明確で魅力的な件名を使う: 件名は簡潔で目を引き、提案する内容に沿ったものにします。釣りのような件名や誤解を招く件名は避けましょう。
3. 提案は簡潔にまとめる: ジャーナリストやメディア担当者には、毎日数多くの提案が届きます。メールは短く要点を押さえ、ストーリーの要点と、その読者にとってなぜ関連性があるのかを伝えます。
4. 価値を明確に伝える: コンテンツやストーリーの価値をはっきり伝えます。読者や視聴者にどんなメリットがあるのか、なぜ独自性やニュース性があるのかを説明します。
5. 補足資料を用意する: 画像、インフォグラフィック、動画、調査データなど、関連する補足資料を添えて、ジャーナリストの作業を楽にします。ファイルを添付するか、ダウンロード用のリンクを提供します。
6. 独占の機会を提供する: 特定のメディアに独占掲載を提案し、最初に取り上げてもらう方法も検討しましょう。ジャーナリストは読者にいち早くニュースを届けたいため、独占ストーリーはより魅力的です。
7. 礼儀正しくフォローアップする: ジャーナリストの時間を尊重し、フォローアップメールを何度も送るのは避けましょう。ただし、返信がない場合に数日後、丁寧なフォローアップメールを送ることは問題ありません。
8. ソーシャルメディアで交流する: 連絡する前に、ソーシャルメディア上でジャーナリストやメディア担当者と交流しましょう。記事を共有し、投稿にコメントして、本物の関係を築きます。
9. 人脈を活用する: すでに関係のあるメディア担当者がいれば、その人脈を通じて提案を紹介してもらいましょう。個人的な推薦は大きな力を持つことがあります。
10. 媒体のガイドラインに従う: コンテンツやプレスリリースの投稿について、独自のガイドラインを設けている媒体もあります。ガイドラインに従うことで、掲載される可能性が高まります。
11. プロフェッショナルで丁寧な対応を心がける: やり取りを通じて、プロフェッショナルで丁寧なトーンを保ちましょう。提案が断られた場合でも、ジャーナリストに時間を割いてもらったことへの感謝を伝えます。
ジャーナリストやメディア担当者には大量の提案が届くため、アウトリーチは際立っていて、本当の価値を提供するものでなければなりません。業界内で関係性と信頼を築くことも、時間とともにアウトリーチの成功率を高めます。
まとめ
このプロセスに沿って進めれば、Digital PRキャンペーンは質の高い被リンクを効果的に獲得し、検索順位の向上とサイトへのオーガニックトラフィックの増加につなげられます。Digital PRは継続的な取り組みであり、メディアやインフルエンサーとの強い関係づくりが長期的な成功の鍵であることを忘れないでください。
寄稿者
SaaS Hackers


