AIツールからのトラフィックを計測する方法
寄稿者
SaaS Hackers
ChatGPTやPerplexityなどのAIツールが広まるにつれ、こうしたプラットフォームから自社サイトにどれだけのトラフィックが流入しているかを把握したいと考える企業が増えています。
AIツールからのトラフィックの計測は、直接のバックリンクや特定できるリファラルデータが提供されないことが多いため簡単ではありませんが、Google Analyticsは、傾向を把握し、AI関連トラフィックの発生源の可能性を見つけるうえで今でも有力なツールです。この記事では、Google Analyticsを使ってAIツールからのトラフィックを計測する方法を解説します。
1. 参照トラフィックレポートを活用する
AI経由のトラフィックを把握するための基本的で効果的な方法の一つが、Google Analyticsの参照トラフィックレポートです。この機能を使えば、訪問者が検索エンジンから来たのか、他のウェブサイトから来たのか、あるいはサイトにリンクしているAIツールから来た可能性があるのかを確認できます。
ChatGPTのようなツールは通常クリック可能なリンクを生成しませんが、PerplexityのようなAI搭載の検索エンジンはユーザーを自社サイトへ誘導することがあります。参照トラフィックレポートは、こうした流入元の把握に役立ちます。
手順:
- Google Analyticsで、集客 > すべてのトラフィック > 参照の順に移動します。
- 参照元ドメインの一覧を確認し、AIツールの可能性がある新しい、または見慣れない流入元を探します。
- 不明な流入元からのトラフィックが急に増えていないか注意してください。AIツールがあなたのサイトを推奨していることが背景にある可能性があります。
2. キャンペーンにSource/Medium計測を使う
リンクに対応したAIツールやプラットフォーム(Perplexityなど)と連携している場合は、Google AnalyticsのSource/Medium計測を使うことで、そうした施策ごとのトラフィックを計測できます。UTMパラメータを使って計測用URLを作成できるため、AIプラットフォームからのトラフィックを特定し、測定しやすくなります。
AIツールからのトラフィックに関連するキャンペーン用に独自のUTMパラメータを作成し、それらの流入元がどれだけのトラフィックを生み出しているかを確認できます。
手順:
- GoogleのCampaign URL Builderを使って、UTMパラメータ付きのリンクを作成します。たとえば、utm_source=AItool、utm_medium=referralと設定できます。
- Google Analyticsで、集客 > キャンペーン > すべてのキャンペーンの順に移動すると、UTMタグに紐づくトラフィックを確認できます。
- データを分析し、AI搭載プラットフォームでのキャンペーンがどれだけのトラフィックを生み出しているかを確認します。
3. ダイレクトトラフィックのパターンを確認する
AI経由のトラフィックがすべて参照トラフィックに分類されるわけではありません。場合によっては、AIツールが生み出したトラフィックがGoogle Analytics上でダイレクトトラフィックとして表示されることがあります。特に、リンクが明示的にクリックされたのではなく、AIが生成したコンテンツに触れたあとユーザーがサイトのURLを手入力した場合です。
確認の方法:
手順:
- 集客 > すべてのトラフィック > チャネルの順に移動し、ダイレクトトラフィックをクリックします。
- 他のマーケティング施策と連動していない、ダイレクトトラフィックの不自然な増加を探します。AI搭載ツールであなたのコンテンツに触れたユーザーがサイトを訪れている可能性があります。
- ランディングページやユーザーの所在地でさらに絞り込み、AIツールに関連しうるトラフィックのパターンを探ります。
4. ユーザー行動を追跡してAI経由の訪問者を見つける
AI経由の訪問者がサイトに到達したら、Google Analyticsのビヘイビアフローとユーザーセグメントを使って、そのユーザーがサイト内でどう行動しているかを分析できます。AI経由の訪問者だけを特定するのは難しいかもしれませんが、AIツールに誘導された可能性のあるユーザーに当てはまる行動パターンは見つけられます。
手順:
- Google Analyticsで行動 > ビヘイビアフローに移動し、訪問者がサイト内をどのように移動しているかを可視化します。
- サイトに触れた経験が少ない新規訪問者を示す行動フローのパターンを探します。AIの推奨を経由して来ている可能性があります。
- 初回訪問者のセグメントを作成し、その行動をより詳しく分析することで、AI経由のトラフィックを推測することもできます。
5. トラフィック急増のアラートを設定する
Google Analyticsでは、トラフィックが大きく急増したときに通知を受け取れるカスタムアラートを作成できます。その急増は、AIツールがあなたのサイトを推奨していることに関係している可能性があります。こうしたアラートを設定しておけば、特に主要な流入元や行動を監視している場合に、AI主導のプラットフォームからのトラフィック急増を見逃さずに済みます。
手順:
- 管理 > ビュー > カスタムアラートに移動し、新しいアラートを作成します。
- ダイレクトトラフィックや参照トラフィックの異常な増加など、トラフィック急増の条件を設定すると、AIツールがトラフィックを生み出している可能性があるときにリアルタイムで通知を受け取れます。
- こうしたトラフィックの急増を、参照元やユーザー行動とあわせて分析し、AI経由かどうかを確認します。
結論
これらのプラットフォームは明示的なリファラルデータを提供しないことが多いため、Google AnalyticsでAIツールからのトラフィックを計測するのは必ずしも簡単ではありません。それでも、参照トラフィックレポート、UTM計測、ダイレクトトラフィック分析、行動のモニタリングといったGoogle Analyticsの機能を活用すれば、AIツールがサイトのトラフィックにどう影響しているかについて、有益な知見を得られます。カスタムアラートを設定し、パターンを丁寧に分析することで、AI経由のトラフィックをいち早く捉え、こうした新しい潮流を生かすことができます。
これらのツールが進化し、それに伴って露出やトラフィックを計測するための手段も進化していくことは間違いありません。さらに、これらのツールが収益化の手段として最終的に広告を販売する可能性は極めて高いでしょう。Googleがその前例をつくりましたし、残念ながらこの種の収益の魅力は
寄稿者
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